恋は良くクローバーが咲く野原を
走りながら私を追いかけてきた。







「美優ッ待って!追いつけないよ!!」






「恋が走るのが遅いからだよ!」










恋は私にそう言われながらも
無邪気に笑いながら追いかけてくる。






可愛い、恋。












でもいつからだろう。






私が恋を追いかける側になったのは。