「里緒菜ちゃん、終わったよ!」 翌日の土曜日。 あたしは、朝から美容院に来ていた。 こういう髪型にしたい!っていうイメージは特になくて、おまかせにしたあたし。 どんな髪型になってるのかな~? なんか分かんないけど、緊張してまともに鏡見れなかったんだよね。 あたしは、雑誌へと落ちていた視線を鏡に向け、目を見開いた。 「い、いつものあたしじゃないみたい・・・!」