「んー……。どうしようかな」




そんなこんなでその日の週末の午前中。


私は彼へのプレゼント選んでいる。





たまたま仕事の休みが入っていてラッキーだったよ。


タイミング良すぎて驚き。





でも、彼へのプレゼントが思いつかない。




マナ君ってどんなのが好きなんだろう?



あんまり趣味とか、知らないからな。






「うーん…」と頭を捻っていると。



「え…桜?」



小さく名前が呼ばれた気がした。