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おかしい。


なんでまた、私は合コンに失敗したんだ。


一人もメアドをゲットできなかった。


「メンバーがよくないよなあ」

「あっれぇ?私ニ、三人ほどメアドゲットしたけど?」


ぼやいた私に嫌みを飛ばす友人。


寒さのせいで、鼻が赤く染まってる。


「あんたさあ、男に率直にモノ言うの止めたら?」

「えー?そんな毒はいてないし」

「はあ?童貞野郎とか、彼女にフラれる柔男とか、イライラした拍子に言ってたじゃん」

「あれはムカついて…だってヘラヘラしてんだもん」


合コン会場である居酒屋で散々飲んだあとで、駅に向かう途中とは思えないほど明るく笑う私たち。

一応4時間は飲んだ。のに、寒さのせいか酔いがあまり回ってない。


ホワイトクリスマスとか言えたら良いのだけれど、生憎星が澄んだ晴れである。


今日は合コンだった。

例の友人が招待してくれたやつ。


クリスマスにクリぼっち同士で集まるとか虚しい以外何物でもないけど、何もないよりかはいい。



――気が、紛れるし。