これは、私の非現実的な日常を印したものであるそれは放課後のことだった。みんな鞄のなかに教科書をいれたりして準備万端この二人をのぞいて…

御幸)遥香ぁ

とすりよってくるこの男野球部キャッチャー御幸一也である

遥香)なんですか、
御幸)そんなつれねぇことゆーなって
遥香)はぁ‥

そう、こいつは朝から夕方までベッタベッタと鬱陶しいぐらいだまぁ、そこそこイケメンだからそこまで嫌じゃない←だが本当に嫌なのがあの女子の視線あれほんと嫌いなんだよ

御幸)あのさ、明日練習試合あんだけど
遥香)そうですか
御幸)は?普通そこはどこで?ってきくで
しょwww
遥香)私普通じゃないんで。つかなんで私
のことそんなに構うんですか?

言ったあとにはもうみんな帰っていったあとだったのでいま二人しかいない。

遥香)『え?何かまずい事言ったかな』
御幸)『なんだコイツ馬鹿なのか普通こ
こまですれば分かるだろ』

と二人はほぼ同時に考えた少しの沈黙それをぶち壊したのは

御幸)あのさ、

御幸のほうだった

遥香)なんですか?
御幸)俺遥香のこと好きなんだけど
遥香)は?寝言は寝ていえ
御幸)‥。いや、マジで

と薄いガラス越しに見えた目はとてもまっすぐでいて鋭い目の前に獲物を見つけた猛獣のような目付きをしていた
地味に怖い←のでちゃんと話を聞くことにした。

遥香)じゃぁ、いつから?どこが好きなの
それ、言える?
御幸)うん、遥香はメッチャ優しい、で思
いやりがあるだから好きになった。
遥香)あの、いつからって言う質問は…
御幸)あぁ、それはお前いっつも朝早くき
て花瓶の水とか変えたりしてるだろ
それから目で追うようになった

私は驚いた。そんなとこまで見るか普通つか、知ってたんだ。私は目立つ方ではないなのでそれぐらいはしたいと考えたのだ。知っていてくれる人がいて私は嬉しくなった。

遥香)…。
御幸)あ、ひいた?w
遥香)いや、むしろ嬉しかったけど?

と笑って言うと御幸の顔が真っ赤になったw
なんだコイツうぶだな←

御幸)告白の返事は?
遥香)ん、いーよ別に
御幸)マジで?
遥香)うん、マジで

と言った直後私の視界が真っ暗になった目の前にあるのは鍛え上げられた御幸の胸板。さすがにドキッとした

御幸)あー、マジで好きだわ
遥香)うん、知ってる
御幸)今日送ってく
遥香)うん、ありがと

そんな感じの会話をして二人が仲良く帰っていきました。どこが非現実的なのかって?普通こんな地味な女に手ぇだすわけないっしょ。そーゆーことです。

end