「おっはよー!」

華「おはよー」

静「おはよ!」

田野 華(たの はな)と柳沢 静香(やなぎさわ しずか)

二人は同じクラスだ
私の大切な友達

華「どうしたの?ぼーっとして
私の顔に何かついてる?」

「ん?なんでもないよ!
相変わらず本読んでるね」

華「うん。最近面白い本がなかなか無かったから今回はアタリかな」

「なんて本?」

華「橋本紡さんの
九つの、物語」

「橋本さんの作品か
私、流れ星が消えないうちにしか読んだことない」

華「これも楽しいよ!
貸してあげようか?」

「本当!じゃあ遠慮なく借ります」

華「んで奏空は?最近いい本見つけた?」

「私はね葉室麟さんの
峠しぐれって本!江戸前期の話で楽しかったよ」

華「それは図書館の本かい?」

「もち!」

華「なら今度借りてみよ」

静「相変わらずお二人さんは本好きだね
今度私にも読めそうな楽な本紹介して」

奏.華「はーい!」