私には、仲間がいた。



優しくて強くて。
何より人情味に溢れていた。



そんなみんなが大好きで、皆と過ごした日々は私の宝物だったよ。






彼らの名前は、「黒龍」。




全国No.1の実力を持つ正統派の暴走族。




私は「黒龍」の総長、城野澪哉の恋人。



この族の姫、だった……。