ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



「……っ」



バカじゃん、あたし。


あんなにひどい言い方で傷付けられたのに、強がって言い返したりなんかしてさ。



本当はめちゃくちゃショックだったし悲しかったくせに、強がることしか出来なかった。


そんな強がりなところが、理想とは違ったわけか。



「はぁ」



盛大なため息を漏らす。


もっと女の子らしかったら、振られずに済んだ?



涙を溜めた目で『別れたくない』ってすがれば、少しは女の子らしく見えたのかな。



涙が一筋頬にこぼれ落ちた。


苦しくて、胸が痛くて。


さっき言われた言葉が頭から離れない。



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