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no side




明かりの一切入らない、暗く冷たい地下室。


そこに居るのはスーツを着た男2人と女1人。


「……組長、若、お嬢。連れてきました。」



「……入れ。」


組長と呼ばれた男の許可を得てから、地下室に入って来たガタイの良い男2人。


そして、その男たちが担いでいるのは昼間に捕まった男2人。


計4人が入って来た。



担いでた男をドサッと無造作に床に投げたガタイの良い男達。



「い"っ……」

「ぎゃっ!」


投げ飛ばされた男2人は、床に身体を打ち付けられた衝撃で声を漏らす。



「おいクズ。
持ってる情報を全部吐け。」


お嬢と呼ばれた女は、昼間に出した条件に基づき男から話を催促する。