******************
no side
明かりの一切入らない、暗く冷たい地下室。
そこに居るのはスーツを着た男2人と女1人。
「……組長、若、お嬢。連れてきました。」
「……入れ。」
組長と呼ばれた男の許可を得てから、地下室に入って来たガタイの良い男2人。
そして、その男たちが担いでいるのは昼間に捕まった男2人。
計4人が入って来た。
担いでた男をドサッと無造作に床に投げたガタイの良い男達。
「い"っ……」
「ぎゃっ!」
投げ飛ばされた男2人は、床に身体を打ち付けられた衝撃で声を漏らす。
「おいクズ。
持ってる情報を全部吐け。」
お嬢と呼ばれた女は、昼間に出した条件に基づき男から話を催促する。