夜。

珍しくお下げ髪にした美生に、晩御飯の秋刀魚を突きながら、今日の出来ごとを話した。



「……で、近いうちに、ソイツが家に来るかも」



桜井に、家に押しかけると宣言されたことも。

ちらっと顔を上げて美生の表情を伺うと、



「……っ」



箸を止め、涙を浮かべていた。



……!?

な、なんで泣いて……!?



「ご、ごめん、泣くつもりはなかったの!ただ……嬉しくて」

「え……?」

「千速くんがそんな風に話してくれることが……心から嬉しい」