ケータイ小説 野いちご

輪廻

1. 居場所。

家なんて大嫌い。                                                  

お母さん、お父さん、そして血が繋がっていない妹。


正直どーしたら良いのかもわからない。
家に居場所がないのだから。


目を合わしてくれない。会話も日に日に無くなって行く。

「私」と言う存在が消えそうで怖い。


そして何より家族がつけた


リンネと言う名前が大嫌いだ。





「いってきます。」

そう呟きながら玄関のドアを開けると、
向にはいつもどうり「アイツ」の家がある。

(今日の昼飯何にしよう......)

そうアイツの家を見て昼に食べる物を考えながら登校するのが日常。

我ながら食に関しては優柔不断だと自覚している。

家を出てコンビニまでの距離は結構あるのだが、その間に決める事が出来ない。

そして考えた末「カップメン」になる。


(う~ん........)


(もちふわ系のパンにしようか........
いや、今日の気分はメロンパン....あぁあぁあぁメロンは砂糖が落ちて汚くなるからなぁ...........)


「お前今日もかよ」


この声はアイツだ。


「はぁ.....また考え過ぎて転けるぞ」

そうアイツは私を見下ろして言う。


「うるさいぞ、凪斗、ちょっと身長が高いからって良い気になるなよ.....」

「リンネ何の話してるんだよ...てか遅刻するぞ?」



見ると時計は8時22分を指している。


「うっそだろ.....」



「お前今日もカップメンだなw」




             

                

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