母さんに吉原のことを聞かれてから2日後
家に見知らぬ男が訪ねて来た。
「母さん!うちんちに知らない男の人が来たよ?」
あれ…母さんが泣いてる…
「か、母さん?どうして泣いてるの?」
母は春の問いには答えずに、
玄関にいる男の元へ行き…大金を受け取っていた。
「母さん…?そのお金って…」
見知らぬ男が訪ねて来た時から春はうすうす感じてはいた。
あたし…売られるんじゃないかな。
だけど、最後の最後まで母を信じていたかった。
母がようやく口を開いた。
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