私はちょっと機嫌が悪い。
なぜなら勝手に母親が家庭教師を
頼んだからだ。

私は自分で言うのもなんだが、
成績は優秀な方だし、志望校もきっと受かると思う。
しかも、もうすぐ来るらしい。

ピーンポーン

母親)あら、いらっしゃいツキノくん♪

えっ、ちょいまてーい!!
今、ツキノって言ったよね(笑)
まさかの展開なんだけど

母親)やっぱり、里見家のツキノくんに限るわ
よ♪カグヤの家庭教師は♡

ツキノ)ありがとうございます♪絶対合格しま
しょうね!

ちょっと駄目だよ!!!
なんでツキノなの?ツキノに教わるの私!?
絶対やだ。ツキノに何度イジメられたか!!
せっかく、高3になって開放されたのに。

そんなことを思ってるうちに階段を駆け下りて、リビングにいた。
そして、あのツキノを見た。その時、

ツキノ)あっ、久しぶりだな。
カグヤ姫♪

カグヤ)黙れ!
お母さん、私ツキノが家庭教師なんて、
絶対いやだからね!

母親)あら、なんで?
ツキノくんの事嫌いなの?

カグヤ)嫌いだよ!大嫌い!!

ツキノ)カグヤ姫照れちゃってー♡

母親)ツンデレみたいな感じね(笑)
ほらカグヤちゃん、ツキノくんとお勉強して
きなさい♡
ツキノくん、連れて行ってくれるかな?

ツキノ)はーい♪連行しちゃいますねー♪

私は、お姫さまだっこをされて部屋につれ
て行かれた。
ヤバいです。完全にヤバいです。
私はボイトレしてるから部屋が防音され
てる。だから何やっても外に音がもれない


カグヤ)やめろー!! 下ろせー!!

バタン。カチャカチャ。
ドアが閉まって鍵がかけられた。

もう、終わった。私はまた奴隷扱いだ。