~未來side~


健太を悪く言う人は私が許さない

例えそれが…私の愛する人でも。

こんなに大きな喧嘩は初めてだった。

さっきの喧嘩から今は一変,ふたりとも何も話さなくて…

私達終わりなのかな?

そんなの…嫌だよ


「…ただいま」

「お邪魔します」


実家につき恋蘭と洸を迎えに


「ママ〜‼︎ 」


私に抱きついてくる恋蘭

そして蒼が洸を抱っこする

こんな風に4人で居られることってなくなっちゃうのかな?


「もう! なかなか帰ってこないから心配したのよ? 」

「ごめんね…じゃあ今日はありがとう。お邪魔しました」

「バイバーイ! ばぁば! じぃじ! 」


実家を出て家に向かう時もなにも話せなかった


「ママ? パパ? 」

「ん? 」

「なんだ?」

「何かあったの? なにも話さないから」


恋蘭は恋蘭で何かを察したんだね…

チラッと蒼の方を見ると蒼は顔を背けた


「…何もないよ? ママとパパ疲れてるの」

「ふーん…」


恋蘭にはこう言ったけど恋蘭はまだ4歳だというのに鋭いから…

多分何かあったと勘付いているだろう