「………ん」
目が覚めると、白い天井が見えた。
視線だけ動かして見ると、ここは病院みたいだった。
またやってしまった……
私は、いつも食欲が湧かなくて、食べるコトを忘れてしまう……
倒れない様に、サプリメントは飲んでいるんだけど……
今日はダメだったみたい。
裕くんとひびが傍に居たのに、倒れてしまった……
どうしようか……
目が覚めてから身動き一つせず考え事をしていると
ガラッ
病室のドアが開いた。
「瑠奈、今日もいい天気だよ」
裕くんの声が聞こえた。
「ひ、くん….」
「る、るなっっ‼︎ 気がついたのか?」
私の声を聞いて裕くんが駆け寄って来た。
「ひ、くん…ごめんね…」
とりあえず、迷惑掛けたこと謝らないと……
「瑠奈……お前、3日も眠ったままだったんだぞっ‼︎」
「3日も?」
「ずっと点滴刺されてるし、なかなか目覚めないし……
瑠奈、最後に食べたのはいつだよ…」
「………いつだったかな?
でもサプリメントは飲んでたよ」
「それは飯には入らないってっっ」
「そう?」
でも、栄養取れてるはずだよね。