それ、どうしたの?

美帆は腕を指さしながら言った。

見ると、腕に少し赤い痣ができていた。

あれ?

どこで打ったんだろう?

寝ている間にでも打ったのかな

軽く笑いながら受け流していると、

美帆は真剣な顔をしてまた腕を指さす。

私はまた腕を見た。

けれど、少し赤く腫れているだけ。

えっ?これ、そんなに気になる?

こんな小さな痣を気にするなんて、戸惑いを隠せなかった。