ケータイ小説 野いちご

同じ願いで

✡第一章✡


【萌音side】




高校入学式の今日。



私、近藤萌音は、この角を曲がったらイケメンとぶつかって、恋に落ちる…みたいな事ないかな〜。なんて思っています。





その期待は虚しく、角を曲がっても誰もいない。



ただ、さっきまで前を歩いていた背の高い、同じ高校の男の子が猫を触っているくらい…。




猫なんて触ってないで、早く学校に行きなよ。



遅刻しちゃうよ?ねぇ、そこの君‼︎




横を通り過ぎるときに心の中でそう叫んだ。




それでも長身の男の子は猫とじゃれあっている。




とても楽しそうに。





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