車に乗ってから

俺は、やけにさっきの女の子のことが気になった。

「雛吹紫音、か…。」


大人っぽいく、可愛らしい見た目とは裏腹に

小動物みたいな、素直な態度。

俺を見るときの、上目遣い。


どれもこれも

今までにないくらい、俺の頭に残っていた。