「これは…ミレディで、これは…ミーナで…」

今日はXmas。
私は騎士団のためにお菓子を作っていた。

洋菓子、和菓子…

みんなの好みに合わせてそれぞれ違うものを。


「…いい匂いがするー」

「っ⁉︎ルーク⁉︎」

どうしよう。サプライズで作ってたのに…

「おはよー。トモミ。…食べていい⁉︎」

私が内心焦っているところを他所に
彼はまるで子供のように
目をキラキラさせながら聞いてきた。