「失礼します、さら王女様。」




ガチャ




「何の用じゃ?」



「隣町のエドワード王子がお見えになっております。」




エドワード王子か…。




階段を下りて、エドワード王子が待っているリビングへ向かった。




大きな扉を開けて、エドワード王子が座っている椅子の前に立った。




「久しぶりだな、さら王女様。」




床に膝をついて、我々の手に優しいキスをされた。




「ふっ、汚い手で我々を触るのではない!」




彼の手を強く振り払った。