まっつんに呼び出され、家の近くのカフェでお茶しようという事になった。(もちろんまっつん持ちだけどな笑)
「悪りぃーなぁ。呼び出して。」
「悪いと思ってたら呼び出すな。」
「まぁまぁ、座れよ。」
席が決まり座れば店の人からお水とおしぼりが運ばれ、いつもの言葉。
まっつんがまだ決まってないから、と言い店員を帰した。
「んで?」
「あ?」
「コーヒって決まってたのにそんなに余裕がない程危ねぇー話なのか?」
冗談半分って言った言葉、こんな言葉真に受けるはず無いのにさ。
「....俺の幼馴染みに“御木 ひより”っていたの覚えてっか?」
一気に空気が変わったのがこの俺でも分かる。
「ん?あぁ、まっつんの隣に居た女だろ?」
「阿南は知らんだろーけど、ひよりが居なくなってからもう五年も経つんだ。」
「居なくなったって?」
「ひよりにはその頃ハマっていたモノがあってな、それに引きずり込まれたんじゃって俺自身思ってる。」
「な、何それ!冗談キツいって笑嘘付くならもっとましな嘘つけよな。」
「この顔で嘘だと思うか?」
どうやら嘘ではないらしい。
「んで、こんな事俺が聞いたことでどーにもならんが。」
「そこで、阿南にお願いだ。」
「なんだ?」
「阿南がひよりみたいにハマれば引きずり込まれたんじゃないかって思ったんだよ。」
「そんな事に俺を巻き込むなって!大体そんなのまっつんがやりゃーいーだろ!!」
「ほら、俺さ機械音痴だからさ。下手に弄ってひよりが戻れなくなるよりかは、自称オタクでゲーマーの阿南に...「じゃぁ、俺は帰ろうかな。」
「待て待て、話を最後まで聞けって。それでな、お願いだ。頑張って楽しいと思ってくれ!!親友だろ?」
「い、嫌だって!!」