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「な、何なんだよ....一体どうなってんだよ!!」
一面真っ白の雪景色
見たことのない景色、脳は冷静な正常な判断が出来ずパニックになっている

――数時間前の事
それは一本の電話から始まった。 
ブーブー...ブーブー
携帯の着信音が鳴り眠っていた目をこすり携帯へと手を伸ばした。

『もしもし、阿南?』
「んぁ?何だー?」
『相変わらず寝起き悪いな。』
「寝ている所に電話してくるまっつんが悪い。」
『頑固な所も相変わらずだなぁ。』
「それで、何か用があってこんな面倒くさい俺に電話したんだろ?」
どうせくだらない事だろうと思い欠伸をしながら話を切り替えた。
『これオフレコで頼む!』
「なんだ?そんなにヤバい話なのかよ。」
『ある先輩が後輩に渡したモノがヤバかったんだよ。』 
「それで、どんなモノなんだよ。」
『電話で話して、話し声でも聞かれたまずいからちょっと家出てこいよ。』
「仕方ねーなぁ....」