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「ぐ・・・ぐへッ」




ぐへへへへッ





「あー暑苦しいからにやけないでくれる?」





「キモいからも兼ね備えよーぜ」





「ちょっと!2人ともひどーいっ!」






夏休み手前の一週間




セミが鳴き始めて、一層暑さが増したように感じる





最近は、特に神田くんとはラブイベントがあるわけじゃないんだけど、私が毎日の様に隣のクラスへ会いに行く



それだけで、やっぱり幸せに感じてる





言葉のキャッチボールをこなして行くなか、日に日に好き度が増している気がしている今日この頃





「夏の暑さと共に神田くんへの愛も熱く・・・」




「え、ちょ・・・結愛大丈夫?!」





なーんて、ことを言い出した私を本気で心配し始める仁美




「夏の暑さにやられたんじゃねーの?」





「神田くんへの愛の熱さで♡」





「あーもうダメ、あたし結愛と友達辞めるわ」




「え!ちょ!そんなあっ!!」




そんな私達の会話にチョイチョイ挟みながらもケラケラと笑う流輝




「でもアンタ、今まで見てきた中で一番酷い気がするわ・・・」