わたしの名前は前澤愛(まえざわあい)
今日から心待ちにしていた中学生だ
「愛ー!ご飯できたよ〜」
とママの声で起きた
「ふぁ〜眠い〜
ってもうこんな時間じゃん!」
急いで階段をおりた
朝ごはんを食べて顔を洗って
すぐ支度を終わらせて家を出た
「いってきまーす♪」
すぐそこのコンビニで幼馴染の
夢(ゆめ)ちゃんと
待ち合わせをしていた
「愛ー!遅いよー!(笑)」
「ごめんごめん(笑)」
わたしたちはいつもこんな感じだ
どんな出会いがあるかな〜って
歩きながら考えてたら
「なにニヤニヤしてんのー?
気持ち悪いよっ!」
って夢に言われて気付いた…
わたし、ニヤニヤしてたんだ…(笑)
ギリギリで学校に着いた
夢ちゃんとはクラスが違うから
廊下でバイバイした
((えーっと、わたしの席…
あ、あそこだ!))
隣の席にはちょーいけめん
なぜか鼓動が早くなるわたし
初めて会ったのに?
なんだ?この気持ちは?
「お、おはよ!
わたし愛!よろしくね♪」
「…はよ」
はあ?!声小さい(笑)
けどかっこいいな〜
なんて思って眺めてたら
「なに?
もしかして、俺に惚れた?(笑)」
なんだコイツ…
鼓動がもっと早くなる
聞こえてるんじゃないかってくらいに
「べ、べつに、惚れてなんかないし!
あんたみたいな人に惚れないし!」
思ってもないことが
わたしの口から出てきた…