「おかえり、このみ」 屋上から帰ると、まーちゃんは何も聞かずにそう言ってくれた。 まーちゃんはいつでも優しい。 いつも優しいから、ついついの弱音を吐いてしまう。 「うぅ〜…。まーちゃん……」 ぎゅっとまーちゃんに抱きつく。 こういう時まーちゃんは決まって何も言わずに、泣き止むまで背中を撫でてくれる。 優しくてあったかい手。 まーちゃんは私の自慢の親友だよ……。