とてもだるい朝の空気。気分まですでにだるくなってしまうような、そんな部屋だった。
僕は時計で時間を見た。時計の針は午前5:00過ぎを指していた。
朝食をくわえ、外に駆け出るとさっきまで寝ぼけていた体が一気に目覚めた。
朝の空気は突き刺さるように冷たく、まだ寝ぼけ眼の僕を目覚めさせるように叩いているようだった。
その澄んだ空気は僕の肺に入って、室内の少しくすんだ空気を外に追い出すようだった。
そんな綺麗な朝の庭の先に、立っている影がいた。

あれは…