ケータイ小説 野いちご

だから俺と、付き合ってください。

2*キラキラした想い




私が高校に入学した時にはもうすでに修二先輩はこの学校のヒーローで、知らない人はいないっていうぐらい有名な人だった。



「ねぇ綾乃、見て。修二先輩だよっ」



入学して間もない頃。昼休みの学食。


友達のユカがゆびさした先。


友達グループと楽しげに話している先輩をはじめて見かけた。


……かっこいい人。


軽く流すようにセットされた黒い髪の毛。


切り長の目と筋の通った鼻、ちいさな唇とシュッとしたアゴのライン。


ウワサ通りのイケメンで、笑った顔はくしゃっとなってて、かわいい。


ほどよく着くずされた制服にもセンスを感じる。


爽やかで、明るい印象。



「あんな人彼氏にできたら毎日幸せなんだろうなぁ〜」


「そうだね」



ユカの発言にうなずきながらも

絶対ムリなんだろうなぁって思った。


だって、私たちには手の届かない人だよ。



< 14/ 213 >