ケータイ小説 野いちご

だから俺と、付き合ってください。

9*君の背中を





「わあ!すごいっ!綾乃どうしたの!?」



いよいよ球技大会を明日に控えた体育の時間。


バスケットボールをゴールに向かって投げたら、見事にシュートが決まって、みんなが驚いたような顔をして見せた。


……へへっ。


一週間みっちりやった清瀬くんとの練習の成果が出てるんだっ!



「ちょっと練習したの。みんなに迷惑かけられないでしょ?」


「ほんとすごいよ、綾乃!これで私たちの優勝も見えて来たね!?」



興奮気味に話すユカにちょっぴり嬉しくなって、笑ってしまう。


チラッと男子バスケの方にいる清瀬くんを見ると目が合って微笑まれた。


まるで"よかったな!"って、言ってくれているみたい。


……かっこいいなぁ。


みんなに俺がトレーニングしたんだよって、言いふらすんじゃなくて。陰から見守ってくれている感じが男らしくてすごく好感をもてる。




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