私はその日、決めたことをなっちゃんに言った。別れることも、
昨日のことも。
全部全部。
そして、いつのまにか、
泣いちゃった。

「そっか。辛かったね。」

と、優しく私の頭を撫でてくれるなっちゃん

「つらがっだ..グスッ..つらがっだよぉお‼」

なっちゃんは、私がなき終わるまでずっと隣で頭を撫でてくれた。

「なっちゃん..優しいね。
私、なっちゃんが男の子だったら、すぐ好きになっちゃう。」

「はぁ~..
バカなこといってないで、さっさと目の前のことをかたずけちゃわないと。」

「そうだね。いつ別れよう?」

「千夏の心の準備ができたときでいいよ。」

「うん。
やっぱりなっちゃんは優しいね。」

「そんなことないわよ。
今まで辛かったのに、あいつに言わないで我慢してきて、こっそり泣いて..
あんたのほうがずっと優しいわよ。」

「なっぢゃぁあああん」

「あーあ。せっかく止まったのに。
ほらほら、可愛い顔が台無しよ??」

なっちゃんはそういって優しく笑いかけてくれた。
その笑顔は、とても綺麗で耀いて見えた。
いや。見えた。じゃなくて、耀いてるんだ。

「グスッなっちゃんのが、可愛いよぉおー。
グスッ」

「はいはい。」

言葉は、めんどくさそうだったけど、
本当は、心配してくれてるんだ。
ありがとう。