「ど、どうしたの?」
私がそう問いかけると..
「千夏ちゃんってさ..翔太君のこと..好きでしょ。」
「えっ..」
どうしよう。
好きだよ。大好き。
「..う、んん。好きじゃないよ。」
嘘をついた。
だって、叶わぬ恋だから。
「..そ、っか。
私ね、好きなの。翔太君のこと。」
ちょっと赤くなりながら、笑った。
――――――っ可愛いなぁ..。
いつかくると思ってた、このときが。
「そっ、そう、なんだ。」
「あのね、応援..してくれる?」
そう、可愛く頼んでくる。
いつもなら素直に、いいよっ、って言えるのに。井上さんの顔も、素直に可愛いなぁ。って、思えるのに。
今は―――――――――。
素直に..なれない。
やだやだやだ。私だって好きだもん。
でもね、でも。
私、そんなに強くないんだ。
だから――――。
「もっ、もちろんっ‼
頑張って‼応援してるよっ?」
ぎこちなく笑いながら、そう言った。
「ほんと?!嬉しいっ‼
私、頑張るね?頑張って彼女になる‼」
そう言いながら、赤くなって、照れながら、笑った。
ほんとに可愛い。女の私でも、
ドキッとしちゃう。
「う、うんっ‼が、頑張ってね?」
「ありがとう‼じゃあね‼」
そう言って、走っていく井上さん。
あーあ。
翔太と井上さん付き合っちゃうのかな?
でも、美男美女で、お似合い..
このまま、井上さんは、翔太をデートに誘ったりとかしちゃうだろうし..
井上さんは、美人で、優しいし、行くんだろうな。デート。
それで、二人は仲良くなって..
付き合っちゃうのかな..。
そしたら、そしたら..
“嫌だ”
そう思ったら、
「グスッ..ヴッ..やだぁーーっ..やっ、グスッ..
うぁーーーーっ‼」
泣けてきた――――。
「すぎだよぉおおーー。まだ、大好き、
大好きだぁーーー‼」
あぁ――――――。
翔太、大好き。
でも、でもね。
大好きだからこそ、幸せになってほしい。
井上さんなら、きっと幸せにしてくれるし、翔太も、嬉しいだろうな。
翔太。
幸せに、なってね―――――――?
私は、昨日、井上さんに言われたこと。
私の意志を姫乃に話した。
「やっぱりね。井上さん、翔太のこと好きなのね。」
私はコクりとうなずく。
「姫乃、私ね?
まだ、翔太が好き。大好き。井上さんと翔太が付き合っちゃうなんて、考えただけで泣けてきちゃう。
でもね、好きだから、大好きだから、
翔太には、幸せになってほしい。」
「そう。..でも、千夏はそれでいいの?
あんた、後悔しないの?」
「..。」
姫乃がいったことに、言葉をつまらせる。
..だって、それでいいわけないじゃない。
後悔、しないわけないじゃない。
でも、でも、私じゃ翔太を幸せにできない。
「あんた、
“私じゃ、翔太を幸せにできない”
とか、思ってるでしょ。」
「..‼」
「やっぱりね。」
「..。」
「あんたねぇ..。バカじゃないの?!」
「え?」
「だからぁ‼
まぁ、いいわ。メール。来てるわよ。」
姫乃が、教えてくれて、私はケータイを見る。
「..っ?!」
「山中くん..からじゃないの?
さっさと行って、話してきなさい‼」
「うん‼ありがとう‼」
そう言って、私は走っていった。
翔太が待っている、屋上へ――――。
私がそう問いかけると..
「千夏ちゃんってさ..翔太君のこと..好きでしょ。」
「えっ..」
どうしよう。
好きだよ。大好き。
「..う、んん。好きじゃないよ。」
嘘をついた。
だって、叶わぬ恋だから。
「..そ、っか。
私ね、好きなの。翔太君のこと。」
ちょっと赤くなりながら、笑った。
――――――っ可愛いなぁ..。
いつかくると思ってた、このときが。
「そっ、そう、なんだ。」
「あのね、応援..してくれる?」
そう、可愛く頼んでくる。
いつもなら素直に、いいよっ、って言えるのに。井上さんの顔も、素直に可愛いなぁ。って、思えるのに。
今は―――――――――。
素直に..なれない。
やだやだやだ。私だって好きだもん。
でもね、でも。
私、そんなに強くないんだ。
だから――――。
「もっ、もちろんっ‼
頑張って‼応援してるよっ?」
ぎこちなく笑いながら、そう言った。
「ほんと?!嬉しいっ‼
私、頑張るね?頑張って彼女になる‼」
そう言いながら、赤くなって、照れながら、笑った。
ほんとに可愛い。女の私でも、
ドキッとしちゃう。
「う、うんっ‼が、頑張ってね?」
「ありがとう‼じゃあね‼」
そう言って、走っていく井上さん。
あーあ。
翔太と井上さん付き合っちゃうのかな?
でも、美男美女で、お似合い..
このまま、井上さんは、翔太をデートに誘ったりとかしちゃうだろうし..
井上さんは、美人で、優しいし、行くんだろうな。デート。
それで、二人は仲良くなって..
付き合っちゃうのかな..。
そしたら、そしたら..
“嫌だ”
そう思ったら、
「グスッ..ヴッ..やだぁーーっ..やっ、グスッ..
うぁーーーーっ‼」
泣けてきた――――。
「すぎだよぉおおーー。まだ、大好き、
大好きだぁーーー‼」
あぁ――――――。
翔太、大好き。
でも、でもね。
大好きだからこそ、幸せになってほしい。
井上さんなら、きっと幸せにしてくれるし、翔太も、嬉しいだろうな。
翔太。
幸せに、なってね―――――――?
私は、昨日、井上さんに言われたこと。
私の意志を姫乃に話した。
「やっぱりね。井上さん、翔太のこと好きなのね。」
私はコクりとうなずく。
「姫乃、私ね?
まだ、翔太が好き。大好き。井上さんと翔太が付き合っちゃうなんて、考えただけで泣けてきちゃう。
でもね、好きだから、大好きだから、
翔太には、幸せになってほしい。」
「そう。..でも、千夏はそれでいいの?
あんた、後悔しないの?」
「..。」
姫乃がいったことに、言葉をつまらせる。
..だって、それでいいわけないじゃない。
後悔、しないわけないじゃない。
でも、でも、私じゃ翔太を幸せにできない。
「あんた、
“私じゃ、翔太を幸せにできない”
とか、思ってるでしょ。」
「..‼」
「やっぱりね。」
「..。」
「あんたねぇ..。バカじゃないの?!」
「え?」
「だからぁ‼
まぁ、いいわ。メール。来てるわよ。」
姫乃が、教えてくれて、私はケータイを見る。
「..っ?!」
「山中くん..からじゃないの?
さっさと行って、話してきなさい‼」
「うん‼ありがとう‼」
そう言って、私は走っていった。
翔太が待っている、屋上へ――――。