『冥王は、6匹の龍に術を施した。自らが死んだ時、獅子王を封じ込める方法を残す為に。
術の名は、完全封印術。その名の通り………二度と復活させないものだ。
初めから、この方法を使えればいいものの。龍は各地に散らばって探すのは困難だ。だが、いつかその日が来る。
元は一つの力であるのならば………、きっと一つの場所に集まる日が来る。
龍は光でもあり、闇でもある。
彼らをどう味方につけるか……未来の英雄達次第だろう。
願わくは
この世界が平和になることを。』
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『空を流れるのは流星群。ついに間に合わなかった。
許してくれ。君の命を救えないことを。
君はこれが使命だと、運命だといった。だが、そんな運命あってたまるものか。
この本を見ればわかる、君という魂は何度死んだのか……何度、君がこの世界を救ったことか。
たった1人に助けられている世界を、僕らが救えないのは少し悔しい。
だから、君が長く生きて行く事を願っている。
誰かがこの封印術を完成させて、ね』