ナーちゃんの告白から暫く私はナーちゃんとアテイ君の言動に神経を尖らせていた。


文は私には何も言わない。
もしかしたらナーちゃんに問い質したか、若しくはナーちゃん自ら文に白状したのかは私には分からない。


ナーちゃんは私のこの行動を知ってか知らずか相変わらず自由奔放にしている。


ナーちゃんは私に沢山の事を独り言か告白めいた感じでポツリポツリ話した。
私はそれを静かに聞いていた。
ナーちゃんの体の事も学校の事、自分の過去。
私は一字一句聞き逃さない様に聞いていた。


文はそれを知っているのかな・・・。
否、文はそう言うの言わなくても察してしまうだろう。
文はそういう人だ。
人を見抜く事に長けている。


そんなある日。
ナーちゃんは私に言ってきた。


その告白は確実に私が文を想っている事を知っていての告白だった。