「そ、総長ー!!」

そういい走ってきた龍蝶の一人。

「どうした?」

一翔は笑顔で聞く。

一翔が笑顔なのは先ほど梨華に好きだと言われたからである。

「竜魂騎士がっ!!」

そう言うと龍蝶のメンバーは全員青い顔をした。

総長、一翔でさえ…

「竜魂…」

(りゅう…こん…?)

梨華と梨湖は首をかしげた。

「強いの?」

梨華は一翔に聞く。

「強くはない…。俺たちでも潰せる相手だ。しかし…」

『バックに組が関わってるのよね…?』

そういい倉庫に入ってきたのは綺麗な女性。

「…瑠李…」

一翔がそう言うと部屋から匡が勢いよく出てきた。

「っ!!」

匡はその女を見ると倒れた。

「匡さん!?」

梨華は匡に駆け寄る。

『一翔。覚えてててくれたんだぁ~嬉しい』