「あっれれ~??龍蝶のオヒメサマじゃぁ~ん?」

公園に現れたいかにも危なそうな人たちに囲まれた私。

「…なんですか…それに私、姫じゃないです。」

私はその場から離れようとした。

が、

〝ガシッ”

「逃げるの?オヒメサマ~??あっれれ?
君が逃げたら龍蝶の黒龍、総長かな??一翔くんがどうなるかなぁ~…」

私の腕を掴んだ男はそういった。

「!」

(もし、私がここで逃げたら…一翔が危ないの…?)

「俺らさぁ~…君のお父さん?に頼まれたんだ。」

「え…」

「だから…来てよ。」

(お父さんが…)

「分かり…ました。」

怖いけど、何をされるかわからないけれど…私が行かなきゃ一翔が危ない…