「よしゃ!!てめぇら骨気との喧嘩は三週間後だ。
しっかり体休めてしっかり勉強しろよ?」

一翔はそう言って会議を終えた。

「でもさ~…高校行ってねぇ一翔さんが勉強しろって言ってもするもんすかね?」

「てめっ海…最前線にさせるぞコラァ」

「ぅお!?いやっす!!さーせんっ!!」

そう言い合う一翔と海。

それを横で見てる梨華は一人で笑う。

「姫。」

そこに浅緋が座った。

「浅緋くん、どうしたの?」

「姫がこの族に入ってくれて、
黒蝶という立場を理解してくださって、俺は本当に嬉しいです。
もともと人と話すのが得意じゃなかったから…姫がいてくれて良かったです。」

浅緋はそう言って立ち去った。

「梨華ちゃん☆」

「香清」

「いつから俺だから呼び捨てになったのぉ…?」

「ダメならいいけど?」

梨華はそういう。

「いや…ダメじゃないよ???」

「ならいいじゃん。それで用は?」

「扱いひどくね?」