目が覚めたら薄暗い部屋にいた。

まだ、私は人間の姿のままだった。

動けれないと思ったら、手足を鎖で繋がれて身動きが取れなかった。

「ここからだしてーっ!」

出るだけの声で助けを求めた。

しかし聞こえるのは部屋に響いた自分の声だけ。

「っ!」

誰か来る足音が聞こえた。

ガチャ

扉が開く音と共に四人の人間の男達が入ってきた。

男1「目が覚めたか。」

男はそう言うと竹刀で私を殴った。

男2「餓鬼で女だからってお前は化け物なんだから容赦はしないぞ?」

男3「はははは。」

なんで笑うのよ。

男4「そーいや。お前の親達は死んだんだっけ?あーあ。かわいそー。」

ははは。と笑う。

男2「おいおい。俺ら幕府が殺したもんだろ?」

ばく....ふ?

1人また1人と笑っていく。

なんで人間って、殺したのに笑っていられるの?

なんで?

嫌だ。

こんなの私の知っている人間じゃない。