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薩摩藩に来て数日。

もう前のように笑うことはなくなった。

ふと西郷様に呼ばれた。

西「桜華。」

「なんですか?西郷様。」

西「今思うんだがなんで様をつけるんだ?」

「命の恩人だからです。
それに、私のこと怖がらなかった。」

納得する、西郷様。


「で?要件は?」

西「あぁ。そうじゃ。
お前には隊士兼女中兼監察方をしてもらう。」

「別にいいですよ。」

西郷様のためならなんだってする。

そう私は決めた。

西「ではよろしくな。」