ケータイ小説 野いちご

心に悪夢を潜ませ

惨たらしい安息


 翌日。

 何かが壊れ落ちる音で目が覚めた。

 激しく扉をノックされているのが聞こえ、慌てて椅子から立ち上がった。

 ルヒルが心配で、ルヒルのベッドの横に椅子を置きそこで寝ていたため身体が重くダルい。

 身震いする朝の冷たい風にガウンを一枚羽織り、扉を開けた。

 「…シャンス!逃げよう、早く!」

 そこには数人の村人とお医者様が血相を変えて立っていた。

 

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