教室のロッカーの影で、
片想いだった先生に腕を掴まれ
壁際に追いやられる。

びっくりして声も出ない。
先生の顔が近づいてくる。

唇が触れ合いそうな距離で
先生は私に言った。

『先生と生徒との禁断の恋。
そそられるな、吉川。』

そして先生は私にキスをする。
とても優しいキス。

こんな事イケないって、分かってる。
だけど、いま、とても幸せ。