ケータイ小説 野いちご

愛しています。

拝啓ー子へーーー。


あなた達は、あまりにも小さい、その分
守らなければ、育てなければ、、

あなた達はあまりにも愛らしく愛おしい。


母はあなた達と一緒に居たい。

けれど、現実は難しい…働かなければ。

あなた達は「ママ」「ママ」と甘えて泣いてしまう。
私には十分に愛して甘やかしてやれる時間が殆どない。

朝の6時~8時 そして夕方の18時~20時まで
計4時間が子供たちと過ごせる時間。

夜中の託児所を迎えに行くときはあなた達は夢の中。

母は時間に負われていた。

昼も夜も毎日働きました、日曜日は公園に行きます。

母は心にも時間にも体にも余裕がなく焦っていた。
母は走れなくなった、体重も子供みたいになった。

食べ物は子供たちの食べ残しと小麦粉かお芋。
いつも洗濯は手洗いでとても冷たかった。

お風呂も三人バタバタ、カラス行水だ。

1日2時間の睡眠。

母は辛かった……。



母はあなた達をいつも急かしてしまう。
ガミガミ怒る。


でも、ホントに辛いのはあなた達なのだと
辛い…と泣きそうになると後からあなた達の心が呼び掛ける。


あなた達は大人の都合で、パパがいなくなった
バーバもジージもいなくなった。
ママとの時間もなくなった。

お菓子もジュースもうんと減った。


なのに、ママはいつもイライラガミガミ怒る。

今日はハンバーグが食べたい。
食べれない…。

ママと一緒に寝たい。
一緒に寝れない…。

ママに保育園の、お話がしたい。
お話が出来ない…。

今日は僕のお誕生日。
ママはお仕事…。

ママに絵本読んでほしい…お家でゆっくりしたい…テレビが見たい…
お友達はあれを持ってる…これを持ってる…
みんなはジージにおもちゃ買ってもらったバーバのお家に泊まった…。

なんで、僕たちだけ先生所ばっかりなの?
保育園でも我慢ばっかり、お家でも我慢ばっかり…。ママと一緒いたいのに……。



ごめんよ。
あなた達から全てを奪ったのは間違いなく母です。
いつか絶対
世間様と同じ生活を……。

夢は叶ったのか…?


今のお家はとても暖かい。

夕食もゆっくり食べます。

お風呂もノボせるぐらい遊んでゆっくり入ります。
寝る前の絵本の〆は「ねないこだれだ?」
効果抜群です。

進級して、お友達が沢山出来たようです。
たまに喧嘩をするようですが、次の日には仲直りするんだそうです。

もうすぐ12月…夜は少し冷えます。
けれども、

少し狭いですが、三人くっついて寝れば暖かいです。














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