ケータイ小説 野いちご

Stay Under The Same Sky

あきらめ




何もかもあきらめた。


もう恋愛の仕方なんて忘れてしまったの。


最後に恋したのはいつだっけ?


・・・小学生のときだっけな。でも、あれも恋とは呼べないかも





高校も3年間過ぎようとしている。

バイトも始めてみたけど何もない。

進路は女子大にもう受かっている。


出会いを望むことはできない。

この先誰とも結ばれないのならいっそすべてを捨ててしまおう。




「はじめまして」



「はじめまして。じゃあ、いこっか」



ネットで知り合ったどこの誰ともわからない人にはじめてを捧げたの。

張り詰めた糸が切れたみたいに、次から次へと快楽をむさぼっておぼれていった。

誰かと一緒にいるときはまるで恋したように、誰かだけの私を演じるの。

恋の魔法は偽者だから一緒にいるときしかかからないけど、それでも望んでいた感覚を手にできるのはうれしかった。







また今日も、私は知らない誰かに抱かれるの。

恋ができない、何にも揺さぶられない心を埋めるように・・・




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