「…ら、さら起きろ」

「んー。なにー?」

「着いたぞ」

どうやら寝てる間に本家についたらしい。

「はーい。」

車を降りると、藍沢組と彫られた表札に
いったい何坪あるんだって感じの和風の屋敷。

門にはたくさんのイカツイ組員が並んでいる。

ここが私の育った家だ。