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数日後、僕はノーノミヤスに来ている



いつも以上に騒がしい



国民みんなが慌ただしく動いている



その様子を、首を傾げてみていると、誰かに肩を叩かれた



振り向けば、大きな荷物を抱えた男がいた




「君、はやく逃げなさい。」


「逃げる?」


「知らないのか?帝国が宣戦布告してきて、今回はココも被害でるかもしれないから避難するんだろうに」


「あ、そう」




避難か、この人数で何処逃げるんだよ




「ご両親は」


「まだ、今から迎えに行くの」


「迎え?来るじゃなくて?………まぁ、いいけど気をつけるんだよ」


「うん」





わかってるだろうけど、ご両親を迎えに行くだなんて真っ赤な嘘です



そもそも、本当の親なんてもういないし





「………城に行ってみるか、」




…僕にかまってるような場合じゃないんだろうけどね、向こうは



まぁー、何か情報でも得られるかなぁー。なんて思いながら城へと足を運んだ