まるで、いじめてたときの宰子とそのいじめ仲間と,今の彼らは、意地悪をいじめを心底面白がっている!
人に意地悪して心底愉快になるような悪魔みたいな姿がまさに瓜二つだ。
宰子から見ると彼らは悪魔か鬼畜にみえる!
彼らは,小学生男子より幼稚だ。

古川、石上、と呼ばれた男子が特に恐ろしく陽気に宰子を馬鹿にし虫けら未満の存在とみなしていた。
宰子を、踏み潰されて然るべき虫けらかみんなの嫌われ者のシロアリか、うざいやつ、
害虫未満としか思ってないことがありありとわかる。

男子生徒らが
あーうざい!
あいつうざいから、
やつから離れよー
といい、
立ち去ると、宰子は床へ座り込みしばらく立てなかった。



①そしていま、宰子は、男子生徒らにたいし
一言も反論できなかったし、
文句不満いえなかった。
それは、一対一ならまだ反論反撃できるとしても、
一人と複数人なら、当然いうまでもなく複数人の方が有利で比べものならないくらい強いから。
一人だけが大勢からターゲットにされる時点で
一人と大勢の人数という時点で
フェアといえない。

確かに、不満や文句は、相手の学校に対して中傷の手紙おくるより、口で言うのが1番。

もちろんそれは当然であるけど、
一対一ならば、まだ、口で面と向かって言えるけど
複数人とひとりでは、一人の方が比べ物ならないくらい弱い。
複数人に、たったひとりで、
まともに強く反撃、対抗、反論できるわけない!

②何よりも、生まれ持った、個人には
選びようのないこと、選びよう改善しよう
ないこと
つまり身体的特徴や、容姿のこと指摘されたら
ーこれはふざけ、いじり、ではなく完全に
100無量大数%完全にいじめ。ー
冷やかされてばかにされたら
余計傷や後悔無念は深くてその悲しみ無念はなかなか消えない。
その選びようのないこと指摘されると
それが怖くなり前に進めなくなるー。

一人が複数人から、その、選びようないこと、身体的特徴のこと指摘され冷やかされたら
余計傷や悲しみ無念は深い、
まともに反論はできるわけない。

それで、
あなたも気弱なとこがあって、イジワルされるだけよイジワルされるのはあなたも悪いとこはあるのよ
ともし責められたら??
いまの宰子は、あのときの、
ゆきえと、まったく、瓜二つ。


やがて、服を着て
立ち上がると講義室に入った。


すると宰子をみるなり、
亜希子、亜紗美をはじめ
みんな嫌そうな顔をし、
まるでインフルエンザウィルスか、バイキンか、病原菌か、フィラリアかゴキブリかマダニかヒアリかダニか毒グモを見るように
宰子を見て


『きもい』



『ばい菌、毒蜘蛛ー』


『わー、寄生虫消えればいいのにーー
病気なるー』


『あの毒蜘蛛見たら視力下がる――――』


とおおっぴらに言い
、宰子から遠ざかった。


宰子に空き缶や、空き瓶、
ゴキブリの死骸や
蛇の死骸、
休憩室の自販機で買った紙コップ入りの
ホットコーヒーを投げつけた人もいた。



宰子と親しい人たちも、宰子から遠ざかり、宰子を汚いものを見るように見る。



宰子はポツンと一人で、長机に着席する。






学校で一人になるのは初めてだった。