「柊君!!
一緒にかえろー」

いつも付きまとってくるあいつ。

深神 翼

どうにかならないだろうか。

他の女みたいに
媚を売ってくるわけでもなく
素であろう
満面の笑顔で
俺につきまとってくる。

「今日こそ一緒に...」

『無理。』

そう言うと
泣きそうになる顔。

言い過ぎたか...?

と思う。

でも笑顔で

『そっかー』

そう返してくる
あいつは
何故か突き放せない。