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ー1853年




俺はいつものように剣の素振りを
していた


なんでも物事にすぐ飽きてしまう俺だが剣術だけはやめられねぇんだよな


俺は強くなって国を変えてやる。





『芹沢さーん!!!』


俺の元へ2人の男が走ってくる


『芹沢さん素振り中でしたか?
よかったら息抜きに甘味所いきましょーよ!!疲れも吹っ飛びますよ!』




はぁ、ったくめんどくさいのが来たな




『ハァハァ………

すいません素振り中に…

おい!新見!お前芹沢さんの邪魔したらだめだろ!』




ったく、こいつらいつもいつも…


まあ、俺の性格をわかってくれる数少ない信頼できる奴らだが



『いいじゃんか、平間だって腹減ってるだろ??

いいっすよね、芹沢さん!』




『ったくしょうがない奴らだな
気分転換にでも行くか』




『しゃぁぁぁ!!たくさん食うぞー!

あ、勿論平間のおごりな?』



ははっ、平間のやつ新見にまた弄られてやがる。

いつも通りの2人だな笑




『お、おい!!なんでいつも俺なんだよ……
芹沢さんはいいけどお前のは奢らんからな!』




『行くならさっさといくぞ』




こいつらのやり取りはいつまでたっても終わりそうになかったからな


『『ま、まってくださいよー!』』











俺はまだ知らなかったんだ。


この後あんなことになるなんてな







俺の運命をこんなにも変えてしまったのは彼奴なんだな