ケータイ小説 野いちご

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シローせんぱいのこと。

*1
2.記憶のなか





「えなー、ブルの散歩行ってー」

「はぁーいっ」



学校から帰り、部屋着に着替えたわたしを呼ぶのは、おかあさんの声と『わふっ』とほえる愛犬・ブルさんの声。



「ブルさん、おまたせー。いこっ」

『わふっ』



我が家のアイドル、フレンチブルドッグのブルさんは、わたしがおさんぽ用の青いリードを持つとうれしそうに足元をぐるぐると走る。

そんなブルさんにリードをつけ、急ぎ足で家を出た。



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