~ 優 視点 ~
「あの、ここって何でも屋であってますか…?
依頼しても、よろしいですか…?」
いきなり、女の人が事務所の扉を開けた。
えっ…? 依頼…!?
まさか、また人を殺すようなことか…!?
いや、でもあれは、あの変人が言ってきた仕事だからな…
「はい、大丈夫ですよ。
こちらにお座りください。」
一応、客か分からねぇが相手はしないとな…
「すみません。」
女の人は、俺が言ったソファに座った。
「あれ?南さん、お客さん?」
不思議そうな顔で暁くんが俺に言ってきた。
「あぁ、そうなんだけど…
今、七瀬や水無月いねぇし、どうしたらいいかなって思ってたところなんだけど…」