〜華side〜


チュンチュン

華『…ん………?』


何故か身体が締め付けられる感じがして苦しい。

何かと思い頭だけを動かし隣をみると狼の綺麗な顔が目の前にあった。


華『え…?!狼?!』


なんで狼がここに…私昨日ソファーで寝ちゃったよね?
てことは狼がベットまで運んでくれたのかな?

昨日はぐっすり眠れた。
いつもだったら絶対起きちゃうのに…両親の夢をみて…。
でも寝れたってことは狼がいたから?

どちらにしても狼には世話になりっぱなしだし感謝しなきゃ。

朝ごはんぐらい作ろうと思い狼の腕から抜けようとするが…


狼『……華…どこにもいくなよ…』


寂しそうな声を出して強く強く抱きしめてきた。

そんなこと言われたら抜けられないよ。

しばらくじっとしてようと思い綺麗な狼の寝顔を眺めていた。