〜華side〜


私は暗い闇の中にいた。

何も見えなくて進んでも進んでも真っ暗。


あれからどうしたんだっけ。

黒髪の男を庇って打たれて、打ったやつとその仲間をボコボコにして…痛さに我慢できなくて倒れた…ん?倒れた?

あ、思い出した。
黒髪の男を支えられたんだ。


じゃあーここは………天国?でもなさそう…。

天国がこんな真っ暗闇なわけがない。

んじゃーここはどこだ?

そう思った瞬間、一筋の光が進む先にみえた。


私は光の方向に歩いて行った。

少しずつ少しずつ明るくなるのがわかった。

出口に辿り着いたのかあたり全体が光につつまれた。